立川談春 『赤めだか』
立川談志の弟子、立川談春の半生が綴られたエッセイ。引き出しの多い噺家の歯切れのいい文章と、下町根性の息づく粋な会話を感じられる一冊。
内村鑑三 『代表的日本人』
名著。
ベネディクト・アンダーソン 『想像の共同体』
グローバリゼーション関連の本ならばたいてい引用される新古典。
イブリン・ホン 著 北井一、原後雄太 訳 『サラワクの先住民 消えゆく森に生きる』
マレーシア、ボルネオ島西部のジャングルで生活していた原住民が、「開発」のために暮らしを追われる様を描いたレポート。ふるくからその土地に暮らしていた人々が、木材輸出や農作地確保という理由で、あっけなく誇りを失ってしまうまでが、痛々しいほどに記述されている。日本でいつでも紙や資源を利用できる便利さの背景には、ジャングルに生きた現地民の悲哀な歴史があることを直視できる一冊。
板坂元 『英語で話す「日本の謎」Q&A』
タイトルどおりの本。軽め。
江村洋 『ハプスブルク家の女たち』
オーストリアやハンガリーに大河ドラマのようなものがあれば、ハプスブルグ家の登場人物だけで1世紀はネタに困らないだろう。同著者はハプスブルク家関連の著書をいくつも残しているが、どれも人間味あふれる描き方がなされているため、その読書体験はまさにドラマのシナリオを追っていくような感じだ。篤姫ならばマリア・テレジア、天地人ならメッテルニヒか…。
日本には歴史小説は山ほどあり、そのほとんどが巧みな人物描写がされているが、西欧でも同じような文化があるのだろうか。呼んでみたことも詳しく調べたこともないのでわからないが、本屋をぶらっと歩いてみる感じでは、それほど盛んなわけでもなさそう、という印象。チャンスがあれば西欧の歴史小説も読んでみたい。
マルクス・ジョルジュ著 盛田常夫編訳 『異星人伝説 20世紀を創ったハンガリー人』
ジョージ・ソロスやウィグナーなど、20世紀に生きたハンガリーの代表的な識者・科学者の人物評短編集。軽めだが、ある程度の知識を備えた人向け。そして、できれば原書で読むのがいいと思う。
寺田生子、渡辺美紀著 『レヒネル・エデンの建築探訪』
ハンガリーを代表するアール・ヌーヴォーの建築家、レヒネル・エデンの建築解説。
外山純子 『ブダペスト旅物語』
数あるブダペスト旅行記のなかでは、本書がいちばん読みやすく写真も豊富なので、『~都市伝説』と同様おすすめできる。ポイントを抑えつつもコンパクトに収まっているので、ブダペスト旅行前にさっと読むと、かなり旅が楽しくなるとおもう。
重松清 『ビタミンF』
以前は興味のなかった小説も、さいきんはよく読む。これはブダペスト、コルヴィヌス大学ちかくの古本屋で見つけたもの。家族がテーマの小説6集。
重松清 『気をつけ、礼』
師弟関係がテーマの小説6集。
津村記久子 『ポトスライムの舟』
東京滞在のあいま、神田に出た折、時間もなかったので帯も見ずにたまたま手にした本書は2008年下半期の芥川賞だった。さりげないのに重みのある、時勢をとらえたリアルな描写が魅力的。
Dancing fire and lights
5 hours ago

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